グラフィックデザイン。って、そもそもどんな仕事?
そう思ったことはありませんか?
そこで、このページでは
このページでわかること
- グラフィックデザインの基本
- 制作物の種類
- 良いデザインの条件
- 依頼時の注意点
をまとめてみました。
これからデザイン依頼を検討している方にも、参考になればと思います。
1. グラフィックデザイン|基礎知識
「グラフィックデザインって、具体的に何をするの?」
そう疑問を持つ方は少なくありません。Webや広告など、身近に使われてはいるものの、意外とその本質は知られていません。グラフィックデザインは、ただ“きれいな見た目”をつくる仕事ではありません。
この章では、グラフィックデザインとは?という基礎知識を解説します。
- グラフィックデザインとは?
- グラフィックデザインは、どんな場面で必要?
- グラフィックデザインでの視覚表現
①グラフィックデザインとは?
グラフィックデザインとは、平面デザインです。
グラフィックデザイン例
- 会社案内のパンフレット
- イベントのポスター
- Web広告のバナー。
紙のデザインだけはなく、平面系の媒体すべてのデザインといっても良いでしょう。
グラフィックデザインで大切なこと。それは
見た人に「興味を持ってもらう」「行動してもらう」ことが、デザインの目的です。しかし実際には、「デザイナーに頼んだが、雰囲気重視で中身が伝わらない」という悩みも多く聞きます。おそらく、それは、目的設定が曖昧なままデザインが進んでしまった結果です。
かっこいいでは終わらない、「伝わる」ことにこだわる。それがプロの仕事です。
②グラフィックデザインは、どんな場面で必要?
グラフィックデザインは、あらゆる業種・シーンで必要とされています。
ただし、表に出てくる「目立つデザイン」だけが仕事ではありません。
- 企業ロゴや名刺などのブランディングツール。
- 展示会のパネルや、営業資料の表紙などの販促アイテム。
- 社内報や社外パンフレットのレイアウト。
それらすべてに“伝える”ための設計が求められます。
また、デザインは一度つくって終わりではありません。
「ユーザーに響いているか?」「ターゲットとズレていないか?」という視点で、継続的な見直しや改善が必要です。
特に、近年ではWeb広告との連動、動画コンテンツとのビジュアル統一など、デザインの役割はより広く、戦略的になっています。つまり、グラフィックデザインは、もはや“クリエイティブ業務”にとどまらず、“マーケティング活動の一部”になっているのです。
③グラフィックデザインでの視覚表現
人は、言葉よりもビジュアルの情報を早く、強く印象に残す傾向があります。そのため、グラフィックデザインには「印象をつくる力」「信頼感を生む力」があります。
たとえば、同じ内容の資料でも、デザインが整っているだけで説得力が増します。逆に、情報が多すぎて読みづらい、色がバラバラで安っぽい。そんなデザインは、内容以前に「この会社、大丈夫かな?」と疑念を抱かせてしまうこともあります。
下記のような比較を見てください。
デザイン状況 | ユーザーが抱く印象 |
---|---|
見やすく整った資料 | 信頼感がある、整理されている、わかりやすい |
ごちゃごちゃした構成 | 雑、読みづらい、内容が入ってこない |
統一感のない色やフォント | ブランドとしての一貫性がない、不安 |
つまり、デザインの質は、そのまま会社の印象に直結します。
グラフィックデザインは、単なる装飾ではなく、事業価値を伝える戦略的ツールです。
2. グラフィックデザインの制作領域
グラフィックデザインというと、多くの人が「ロゴ」「ポスター」「パンフレット」を想像します。
もちろん、それは間違っていません。ただし、どれも単なる“見た目”をつくっているわけではありません。デザインはその目的を達成する手段だから、です。
この章では、YLAB Techでも多くのご依頼をいただいている3ジャンルに絞って、実際の活用シーンや設計ポイントをご紹介します。
- ブランディングツール
- 販促ツール
- 会社案内系ツール
①ロゴ・CI/名刺・封筒などのブランディングデザイン
ロゴ

名刺

封筒

ロゴや名刺は、企業やブランドの“顔”です。
相手に一瞬で印象を与えると同時に、信頼感や方向性を伝える役割を持っています。
ロゴ制作では、色・フォント・形状すべてに意味が宿ります。たとえば
- スタイリッシュにしたい
- 親しみやすくしたい
など、目指すブランド像によって設計はまったく変わります。
名刺や封筒は、ロゴと組み合わせると、一貫性を持ったブランドイメージになります。が、逆に、バラバラなデザインが混在していると、「細部まで気が回っていない会社」という印象を与えます。
②チラシ・ポスター・LPバナーなどの販促ツール
チラシ

ポスター

WEB

つぎに販促物です。こちらも、見た目のインパクトだけでなく、「行動を促す導線設計」が求められます。
どんなに美しいデザインも、「何をしてほしいのか」が伝わらなければ意味がありません。
ツール | 重視すべきポイント | 理由・目的 |
---|---|---|
チラシ | 情報量と余白のバランス キャッチコピーの配置 視線誘導 | 読者が「読みやすく、伝わる」順序で情報を受け取れる |
ポスター | 一目で伝わるビジュアル 言葉は最小限 | 通行中や遠目からでも内容が伝わり、記憶に残る |
LPバナー | 視認性の高さ 訴求ポイントの明確さ | 数秒以内に「見る or 見ない」が判断されるため |
販促物は、「なんとなく見た目を整えるだけ」では機能しない。ということを覚えておきましょう。
YLABでは、企画段階からの設計支援も可能です。「キャッチコピーがない」「情報がまとまっていない」という段階からでも、お気軽にご相談いただけます。YLAB Techでは、構成案の作成から、文章の整理、デザインまでワンストップで対応可能です。
必要に応じてコピーライティングも行い、「伝えたいこと」を「伝わる形」に変換します。
③パンフレット・冊子などの会社案内・採用ツール
パンフレット

冊子

会社案内

パンフレットや冊子は、情報量が多く、読み手に“しっかり伝える”ことが求められるツールです。
そのため、見た目だけでなく「構成」と「情報設計」の力が問われます。
よくある課題
- 伝えたいことが多すぎて、読みにくい
- どこに何が書いてあるかわからない
これは、デザインの問題というより、構成設計の段階から破綻しているケースです。
とくに、採用パンフレットや会社案内は、「見た目がキレイ」よりも、「共感される」「信頼感が伝わる」ことが重要です。
だからこそ、言葉や構成にもこだわる必要があるのです。
3. デザイン品質を左右する3つの要素
どれだけ美しいデザインでも、意味が伝わらなければ、ビジネスの成果にはつながりません。
ユーザーが受け取るのは、“見た目”にくわえて、“意味”も重要な要素だから、です。
この章では、グラフィックデザインの品質を左右する“3つの視点”をご紹介します。
- 色・文字・余白――レイアウト設計の基本
- 伝わるデザインを生む「情報設計力」
- ブランド理解と一貫性のあるビジュアル表現
①色・文字・余白――レイアウト設計の基本
デザインの印象を決定づけるのが「色」「文字」「余白」です。
これらは基本的な要素で、かつ、最もバランスが問われるポイントでもあります。
- 色
色には感情を動かす力があります。青は信頼感、赤は情熱、緑は安心感を与えるなど、視覚的な印象に大きく影響します。ただし、多色使いはかえって印象が散らかる原因に。ブランドカラーが統一されていないと、印象に残らず、信頼感も損なわれます。 - 文字
フォントの種類、サイズ、行間の設定は、読みやすさや知的な印象に直結します。
合っていないフォントや小さすぎる文字、行間が詰まりすぎている場合は、読み手のストレスとなり離脱を招きます。 - 余白
情報同士の間隔、マージン、行間などの余白設計は、「読みやすさ」に強く関わります。
詰め込みすぎたデザインは圧迫感を与え、せっかくの情報も伝わらなくなってしまいます。
②伝わるデザインを生む「情報の設計」
つぎに、情報の設計です。
つまり、どんな情報を、どの順番で、どこに配置するか。です。なぜなら、それによって「伝わる・伝わらない」が決まるから、です。
情報設計が甘いデザインには、共通する問題があります。
課題 | 内容・影響 |
---|---|
言いたいことが散らかっている | 情報がまとまっておらず、何を伝えたいのか読者に伝わらない |
見出しが機能していない | 情報の整理軸がなく、読み手が流れを追えずに途中で離脱してしまう |
誘導設計がない | 読ませる流れがつくられておらず、伝えたい順番で読まれない |
こうした問題は、ビジュアルがどれだけキレイでも、見る人には何も伝わりません。
だからこそ、デザインは「見た目」ではなく、「構成」から考えるべきなのです。
③ブランド理解と一貫性のあるビジュアル表現
最後に重要なのが、「ブランドとしての一貫性」です。
なぜなら、どれだけ素敵なデザインでも、他のツールとトーンが違えば、ユーザーは混乱してしまうからです。たとえば
ユーザーが混乱するデザイン例
- Webサイトとパンフレットでフォントやカラーがまったく違う
- ロゴはかっこいいのに、名刺はポップで軽い印象になっている
など、です。こういったズレは、企業の信頼感を損ないます。
トーン&マナー、言葉の選び方、色や余白の使い方——それらがすべて“同じ思想で設計されている”ことが、ユーザーに安心感と信頼を与えます。
4. 制作依頼の前に知っておきたいこと
もし、グラフィックデザインを外部に依頼するなら、覚えておくと便利なことがあります。
この章では、初めて依頼する方でも安心できるように、制作の流れ、費用感、業者選びのコツをお伝えします。
“頼み方”を間違えなければ、デザインの質も、プロジェクトのスムーズさも変わってきます。
- グラフィック制作の流れ(ヒアリング〜納品)
- 費用感の目安と料金体系の違い
- 良いデザイン会社を選ぶためのチェックポイント
①グラフィック制作の流れ(ヒアリング〜納品)
グラフィック制作の流れは、おおまかに以下のようなステップで進みます。
ステップ | 内容 |
---|---|
① ヒアリング | 目的や使用用途、ターゲット、納期、予算などを丁寧に確認します。 |
② 企画・構成設計 | 伝えたいことを整理し、構成案や参考事例を共有しながら方向性を固めます。 |
③ デザイン制作 | 構成に基づき、実際のビジュアル制作を行います。初稿確認・修正も含みます。 |
④ 最終確認・納品 | 校正・調整を経て、PDFや印刷データなどの形で納品されます。 |
この流れがある程度テンプレート化されている制作会社なら、安心してやり取りが進められます。
逆に「ヒアリングなしでデザインに入る」「修正が曖昧」などの場合は、リスクが高いので注意が必要です。
②費用感の目安と料金体系の違い
グラフィックデザインの料金は、目的・規模・制作物の種類によって大きく変動します。
下記はあくまで一般的な参考例です。
制作物 | 相場の価格帯(目安) | 備考 |
---|---|---|
ロゴデザイン | 5万円〜30万円以上 | 商標調査・展開マニュアルの有無で大きく変わる |
名刺・封筒 | 2万円〜10万円程度 | 複数案提案やロゴ組み込みの有無で変動 |
チラシ・ポスター | 3万円〜15万円程度 | サイズ・片面/両面・印刷手配の有無で差が出る |
パンフレット(4〜8P) | 10万円〜40万円以上 | ページ数と情報整理の有無、撮影の立ち会いにも参加 |
また、料金体系にも「パッケージ型」「都度見積もり型」「時間単価制」などがあります。
費用が気になる方ほど、「何をどこまで含むのか」をしっかり聞くことが大切です。
③良いデザイン会社を選ぶためのチェックポイント
デザイン会社は星の数ほどあります。
その中でデザインを見分けるポイントがいくつかあります。
デザイン会社を見分ける例:
- ヒアリング力
こちらの要望が漠然としていても、目的やターゲットを丁寧に引き出してくれる会社は信頼できます。話を深掘りしてくれる姿勢があるかどうかが、まず最初の判断基準です。 - 過去実績の透明性
ただ“かっこいい”だけの実績ではなく、「どんな目的で、どんな成果を出したか」まで説明してくれる会社は、アウトプットの本質を大切にしています。 - 修正対応とコミュニケーション力
柔軟な対応、迅速なレスポンス、丁寧なすり合わせがあるかは、実際の進行でのストレスを大きく左右します。特に修正時に“誠実かどうか”は重要なポイントです。
5. YLABのグラフィックデザインが選ばれる理由
「グラフィックデザインは、見た目の美しさだけでは足りない。」
私たちYLAB Techは、そう考えています。
本当に価値のあるデザインとは、「伝えたいことが伝わること」、そして「ビジネスの成果につながること」。
この章では、そのために必要な3つの視点をお伝えします。
- デザインだけで終わらない|伝わる設計力
- マーケティング視点を取り入れたクリエイティブ
- Web・動画・開発との連携
①デザインだけで終わらない|伝わる設計力
YLAB Techでは、デザイン制作の前に必ず「目的」「ターゲット」「伝えたいこと」の3点を明確にします。
それが曖昧なまま進めると、どんなにキレイな見た目でも「伝わらないデザイン」になってしまうからです。
ヒアリング→構成→ワイヤー→ビジュアルという流れの中で、“伝達設計”を重視するのが私たちのスタイル。
実際、「言いたいことが整理された」「伝え方が明確になった」と喜ばれることが多く、デザイン以上の価値を感じていただいています。
②マーケティング視点を取り入れたクリエイティブ
私たちの強みは、“売れるデザイン”を意識した設計です。
ターゲットに刺さるコピー、行動を促すCTA、心理導線を意識した構成など、マーケティングの視点を欠かしません。
そのため、
- 営業用チラシ
- 採用パンフレット
- LPバナー
など、「反応が欲しい」ツールに特に強みを発揮します。
「デザインだけじゃなく、どう見せればいいかまで相談できる」——そんな声をいただくのが、何よりの証明です。
③Web・動画・開発との連携
YLAB Techは、グラフィックデザインに加えて、Web制作、SEO対策、動画制作、SES開発までワンストップで対応可能です。
組み合わせ | 活用シーン(目的) |
---|---|
Webサイト × 印刷物 | ブランドの統一感を出し、オフラインとオンラインの印象を一致させる |
動画 × グラフィック | 採用説明会やSNSなどで、訴求力の高い採用ブランディングを展開 |
LP(ランディングページ)× チラシ | イベントやキャンペーンでの集客・コンバージョンを最大化 |
部署をまたがず、1つのチームで一気通貫に進められることが、品質とスピードの両立につながっています。
6. グラフィックデザイン|まとめ
グラフィックデザインは、“かっこよくするため”ではなく、“伝えるため”の手段です。
だからこそ、見た目だけでなく、構成や情報設計、ブランド理解が欠かせません。
YLAB Techのグラフィックデザインは、「伝えたいことを、伝わるかたちに変える」ためのパートナーです。
まずは小さなツール1つからでも、ご相談いただければと思います。

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